9月26日、遅辺の漆掻きをしました。20日ごろ、21辺目を掻き、そこから遅辺に入りました。朝の気温も10度台に下がり、出る量も漆の質も変化したようです。目刺しを入れれば出ますが、だいぶ水っぽくなった感じがしました。しかし、初辺のころの水っぽさとは違い、ヘラに付いたウルシの乾きも遅[…]

9月26日、遅辺の漆掻きをしました。20日ごろ、21辺目を掻き、そこから遅辺に入りました。朝の気温も10度台に下がり、出る量も漆の質も変化したようです。目刺しを入れれば出ますが、だいぶ水っぽくなった感じがしました。しかし、初辺のころの水っぽさとは違い、ヘラに付いたウルシの乾きも遅[…]
9月24日、摺り漆教室を開催いたしました。この日は台風の影響でキャンセルが相次ぎ、6名様の参加となりました。摺り漆は布や刷毛で漆を塗り、拭き上げる技法で、漆を塗る時にたいていは布や刷毛を使いますが、中には上手にヘラで塗ることができる方がおられ感心いたしました。布や刷毛に染み込んで[…]
9月17日、壱木呂の会様主催のクロメ会に参加いたしました。まず、30分~40分ほどかけてバレンのような道具で漆の粒子を均一に均す「なやし」の作業を行います。時間をかけて行うことで、漆を塗ったときに艶が出るということです。次に、陽の当たるところにクロメ桶を立てかけて、櫂で漆を掻き上[…]
8月27日、摺り漆教室を開催いたしました。今回は時間をずらして10名の皆さまが参加されました。この時期、木地固めの段階で良い色がつくくらい漆の硬化が早いのが感じられます。そろそろ、お正月に使いたい品々に取りかかる方が多く、ぐい吞みや利休箸、折敷にする板など、どのような仕上がりにす[…]
8月12日から16日の間は休館いたします。
7月23日、摺り漆教室を開催いたしました。本日は時間をずらして10名の方々が参加されました。素材の木地は、参加者それぞれが持参されることが多いですが、旅行の際などに立ち寄ったお店で見つけたり、ワークショップで手作りしたりとさまざまです。そんなふうに、教室にいらっしゃるまでに豊かな[…]
漆掻きは盛り漆に入り、7月21日と22日の早朝、二日に分けて10辺目を掻きました。このところ雨が少なかったせいか樹勢があまり良くなく、9辺目からそれほど採取量が伸びませんでした。掻き終わって1時間半ほどで雨になりました。掻き傷が乾かないうちでダメージにならないかやや気がかりです。[…]
6月11日、大安の日を選び、池田地区で今年掻く予定の94本に目立てを行いました。その後、3日間ずつ間を空け、2辺、3辺、4辺と漆掻きを行い、雨でずれることはありましたが、28日に5辺目を掻きました。本来ならば、3辺目から漆を採取しますが、辺の深さが少し浅かったようで漆液の出がかん[…]
6月25日、摺り漆教室を開催いたしました。この日は時間をずらして11名の方々が参加されました。この日は朝から気温が上がり、木地調整や水研ぎする方たちは玉のような汗を浮かべていらっしゃいました。また、漆の匂いも強く感じられました。漆の乾きも早く、本来、作業もはかどるこの季節、月に一[…]
6月16日、大子漆保存会の皆さまが漆壺作りをするのを見せていただきました。漆壺は漆掻きのときに漆を取り溜める携帯用の壺で、この辺りでは’チャンポ’とも呼ぶそうです。材料は朴の木の皮です。皮は立木から剥ぐこともあるそうですが、今回は木を倒し、適当な長さに切った丸太を作業[…]