6月9日、講師の指導のもと、携帯して漆を掻きためる桶・チャンポ(タカッポ)作りのため、材料となる朴の木の樹皮を採取しました。この樹皮をはがし、筒状に貼り合わせ、底板を入れて桶にします。まず、立木のまま水平に30cmほどの間隔で2本のノコ目を入れ、次に縦に皮を切り、切れ目にヘラ(今回はノコ先)を入れて少しずつはがしていき、指先が入るようになったら手を入れてはがしていきます。6月の初めから中旬ごろが、樹に水が上がっていて採取に適しているとのことです。実際、手を入れるとかなりの水分で、滑るようにむけていきますが、注意しないと縦に切れやすく、4、5枚採取した内の1枚は切れてしまいました。これを少し乾かしてから桶づくりに入ります。(髙沢、松島)